耐雪梅花麗〜愛〜

とぼとぼと罪悪感に潰れそうになりながらトシさんと部屋へ行く。

「トシさん入りますよ。」

「おお、入れ。お前が入る前に一言言うなんて珍しいじゃねぇか。」

「僕だってかなり傷ついてるんですからね。」

「で、どんな経緯でそうなった?」

「巡察中に不逞浪士八名が襲ってきました。そこで僕が背中を斬られそうになり、そこを凜華ちゃんが守ってくれました。」

「なるほどねぇ、で、凜華はどのくらい斬られた?」

「背中をバッサリと、です。」

自分の背中を指でなぞって示す。

「そうか。ところで、捕まえたやつはどうなったか?」

「奉行所送りですね。」

「はぁ、暗い事ばっかりだな。まぁいい、今日は休め。」

「はい。」

とぼとぼと部屋を出て、自分の部屋に行く。

「休め…ませんね。」

何度も思うが、罪悪感に潰れそうだ。ここまで罪悪感に潰れそうになったことは無い。

「凜華ちゃん、目を覚ましてくださいね。」

寝れないけれど布団をしいて布団を被った。

「僕、泣いてるんですか?情けない。たくさんの命を奪ってきた僕への罰ですかね。」

ぽたぽたと涙を流しながら、凜華ちゃんの無事を祈った。