ズキズキ、あ、アタマイタイ。

「あ、起きましたね。凜華ちゃん。」

隣に座っているのは沖田さん。ま、まさか…

「ご飯作ってなーいっ!」

「その通り!おかげで飯がまずかったですよー!」

そんなん知るか。ただでさえ日本髪結ってるから箱枕で寝なきゃいけなかったのに。イライラ

「今、何の刻ですか?」

「そんなん自分で外を見たらわかると思いますよ。(黒笑)」

え、嫌な予感しかしないんだけど…。まあ、外を見るしかないか。

トコトコトコ


え………、もう昼?太陽があと少しで真上に来そう。

「え、えー!もうすぐ巡察じゃん!」

あと、小半時もすれば巡察が始まる…。

「その通りです。早く準備をしましょう。良かったですね、起きれて。あと小半時遅れてたら切腹になるところでしたよ。」

ゾクッ

「はい!急いで準備しま〜す!」

「そうしてくださいねー!門を出た所が集合場所です。」

ドタバタドタバタ。

髪はとりあえずどうでもいい。とにかく振袖脱いで、男物の着物を着て、袴を履いて羽織を着てたすき掛けをして…。

まだあの有名な羽織は出来てないから普通の羽織。

そして…刀を腰に差す。人を斬る刀。
気が引き締まる。


あっ、もうこんな時間!行かなきゃ!いってきまーす!