ーーーー

「おい、沙奈先行くぞー」

「ちょっと待ってよ〜」



全く、お兄ちゃんは…起こして上げたのは誰よ女の子は色々準備があるのに…



呆れながらもメイクをし終えた私はおかしい所がないか鏡で確認して、玄関へと向かった。



玄関に行くと仁王立ちしたお兄ちゃんがいた。
なんだかんだ待ってくれてるお兄ちゃんは優しい。



「「いってきまーす」」



お兄ちゃんと声を揃えてそう言った私達は学校へと向かった