心の中で呆れながらも私はお兄ちゃんの部屋に向かう為、再び2階に上がった。



お兄ちゃんの部屋の前に着いた私は一応、部屋をノックしてみる。しかし、案の定反応はない。おそらく、いや絶対お兄ちゃんはまだ寝てる。


「お兄ちゃん、入るよ〜」
そう、言いながら私はお兄ちゃんの部屋に足を踏み入れた。


「お兄ちゃん、起きて。朝練遅れるよ〜」
そう言いながら、お兄ちゃんの体を揺さぶる。
けどやっぱり反応はない。


お兄ちゃんに怒られるけどこればっかりは仕方ない…
そう決心して、私は数歩後ろに下がって勢いよくお兄ちゃんにダイブした。



「ぐはっ…」



「お兄ちゃんやっと起きた、朝練遅刻するよ」