愛のかたち

それから先、咲貴は廃人のようだった。



ご飯を食べてくれない。


フラッといなくなる。


いなくなったとき・・・俺は必死で探した。


アイツを探してるんならいい。


だけど、消えたりしたら。



だから俺は常に一緒に行動を取った。


家に呼び、一緒に住んだ。



毎日泣いている咲貴を俺は抱きしめてた。



咲貴は俺に一言も恨みの言葉を言わなかった。



恨んでるだろう。


俺が引き離した。




なのに・・・



『孝浩くん、そばにいてくれてありがとう。』




ずっといるから。


俺、4年になって就職決まったら・・・・咲貴にきっと




プロポーズするから。