愛のかたち

【誕生日おめでとう。ただ、お祝いの言葉がどうしても言いたくてメールしました。】


誰これ??


『ねぇねぇ、孝浩くん、こんなメールがきた。』


そう言って見せてみる。


『なんだこれ?こわいな・・・』


苦笑いでメールをまじまじと見ていた。


そして急に顔つきを変えた。


『咲貴、アドレス読んでみて。これで誰かわかる。』


そう言って携帯を孝浩くんの手からまた受け取りアドレスを見た。


”i-still-love-it.saki@XXX.ne.jp”


??なんだこれ??

『さきって名前の人、わたし知らないよ。わたしくらいしか。』


『おい・・現役高校生・・訳せよ・・。』


『アイスティルラブイットサキ・・・ラブ・・好き・・?どういう意味??わかんない。』


『わたしはまだあなたが好きです、咲貴。』






・・・・・俊。

きっとそうだ、俊だ。



『・・・これ・・・。』


『そうだね、尾上だろうね。』


そう言って孝浩くんはプイッとわたしに背を向けた。


返事・・したい。

でも・・・出来ない。