愛のかたち

『偶然なんだ。あいつが財布落としてて誰のか見るために免許証を見た。そして・・驚いたよ。』


『そっか・・・。』


『関係ないって普通の友達だったら言える。でも、大切な人の男なら別なんだよ。苦労するのがわかってるから反対する。』


『俊は・・泣きながら話してくれたんだ・・。』


『━━・・・』


『それを一度は受け入れて・・それが原因で突き放すなんて・・わたしには出来ない。』


まただ。

我慢したいのに涙が溢れる。


きっと俊のことをまた言われたからだ。

それだけ俊のことが好きなんだ。


反対されてもこの想いはどうしようもない・・・。


『じゃあこれから先に何が待ち受けてるかわかってる??』


『━━・・純くんから嫌と言うほど聞かされた。多分・・そうなりそうな気もする。』


『咲貴の親、戸惑うと思うよ。お姉さん達も。』


『知香ちゃんと理沙ちゃんは・・最初から俊と付き合うの反対してるから絶対に言われる。別れろって。』


『咲貴はそのときどうするの?かばう?』


『・・・もぉ、そんなのまだわかんないよっ!!!まだ・・』


そんなとき、電話がかかってきた。


MONGOL800の星の数月の数の曲はもちろん・・俊。