愛のかたち

『家に毎日来るんだ。そして俺を襲う・・・。今日は無理って言っても強引に。常にメールが来るし、それは全部弥生さんの写メ付きでさ。普通だったり半裸だったり全裸だったり。そして・・・俺がサークルの子と話すとその子をすっごい勢いで睨んでるんだ。』


『・・・・・そりゃ・・怖いね・・。ねぇ、なんで付き合ったの?』


そう、1番の疑問だった。

わたしとは正直、まるっきりタイプが違うのに。


『先輩だから断れなかっただけだよ。』


そう言って人のいない公園の駐車場に車を停めた。


エンジンを切ると音楽もエンジン音も消えてすごく静か。


『そうなんだ。別れようって言えるの??』


『・・・言うしかないよね。もう付き合っていけないし。』


だろうね。

そんな行動されて付き合っていけるのはほとんどいないよ。


『うん、言うしかないよ。頑張れ!!応援する!!』


その時、初めてちゃんと目が合った。


金縛りみたいに動けない・・・。

口が動かない。