帰りに俊にそのことを言うと帰って履歴書を書くと言っていた。


そして次の日。

正月ムードがそろそろ抜けるかという4日。


俊を連れてカプリに行った。


オーナーは俊を見てわたしに親指を立ててグッドという風なのを見せた。

いい男ってことか??

一通り履歴書に目を通した後・・・


『尾上くん、今日から働ける??』


でたっ!わたしのときと一緒だ。


『ええ、もちろん。いいんですか??』


『もちろんよ。よろしくね。』


そう言ってオーナーは手を伸ばし握手を求めたので俊と握手をしていた。

そして手を離さないオーナー・・・。


俊の苦笑いがすごくわたしもおもしろかった。



俊の指導係はわたしを指導した大塚さん。


『新垣さんはもう巣立った。また新しい雛を育てなきゃ。』


と大塚さんは言っていた。


『鳥ですか??』

『うん、そうだなー・・・2人とも外見が綺麗めだから・・・やっぱ白鳥か?』


いや、そんなのどうでもいいし。


でも真剣に考えてた大塚さんに笑ってしまった。


そして着替えてきた俊。


ありえなく似合っていて彼氏というのにまた惚れそうだった。



『今日からホールに入ってもらう高校3年生の尾上俊くんよ。指導係は大塚くん、またよろしくね。』


オーナーが軽く紹介すると大塚さんがはい。と言った。


『尾上俊です。よろしくお願いします。』


簡単な自己紹介をするとみんなが拍手をした。