愛のかたち

バイクはどんどん進み、30分ほどして海が見えた。

周りの景色を見ながら風を浴びてすごく気持ちよくって。

寒いと思っていたけどテンションが高かったからか、寒くなかったからかわからないけどそう感じたことはなかった。


見えている海はまだ季節を待っているという感じだったけどやっぱり海を見ると落ち着く。

人間の産みの親と、よく言ったものだよね。


海沿いを走って30分後、つまりわたしの家からだいたい1時間くらい走った後、海沿いにあるオシャレなレストランに着いた。

大きな敷地内にあるところでこんなお店があるということは知っていたけど初めて来た。

『疲れてない?』

気遣ってくれてる笑顔の俊くんを見て、わたしはちょっとまたドキッとしてしまった。

だって笑顔に弱いんだもん!!!


『ううん、大丈夫。俊くんこそ運転大変だったでしょ?ありがとう。』

そう言うと俊くんは手を出した。

もちろん右手。

わたしは何も言わずに左手を伸ばして手を繋いだ。


レストランはバイキング形式のお店でおいしそうなメニューがたくさんあった。

俊くんと2人で色々と選んでおいしそうなものをたくさん食べた。

パスタとかから揚げとかエビチリとか。


その後、会計を俊くんがしたので外で払おうとしたけど

『俺が誘ったから。』

そう言って受け取ってくれなかったので男のプライドなども考えて

『ごちそうさま。ありがとう。』

と言った。

男らしいという点でもまたわたしは俊くんに少しずつ惹かれている・・・。


これがわたしの想いのスタートだったのだと思う。