家に着くとリビングで知香ちゃんと理沙ちゃんが座って待っていた。


今日の出来事を最初からわたしは全て話した。


といっても孝浩くんとケンカ中なこと、俊くんとのさっきの出来事はもちろん省いて。


先に口を開いたのは知香ちゃんだった。


『もう、二度とケンカの場所には立ち入らないで。この程度ですんだからよかったけど━━・・・』


知香ちゃんは口を開くと同時にわたしを抱きしめて言った。


『うん、約束する。知香ちゃんも理沙ちゃんも心配かけてゴメン。』


わたしは知香ちゃんの背中に手を回しながら言った。


そして理沙ちゃんはその横からわたしたち２人を抱きしめた。

わたしたちは動かず、ただテレビの音だけが響く中でわたしは誓った。



２人に心配かけるようなこと、もう絶対しないようにしよう。



この日、あんなことがあったにもかかわらず、わたしは色々ありすぎて疲れていたからかお風呂に入り、ベッドに横になると同時に眠りについた。


夢は覚えてないけど、なにか嫌な夢だった記憶があり次の日の朝、起きたときに汗だくだった。