『俺、結構前に佐久間・・あ、あの中の中心いたやつね。あいつの彼女から好かれてさ。学校に佐久間目当てで来てるフリしてすっごい話しかけられたりしてたんだわ。で、佐久間がそれに気付いて・・。キレ口調ですっげー言ってきてイラついたから俺、あいつの女取ったんだ。すぐ捨てたけど。それであいつが恨みもっててちょこちょこケンカしたりしてたんだ。』
病院の待合室で俊くんがわたしに今日の理由とも言えるようなことを話してくれた。
薄暗く静かな待合室。
誰もいない。
『最近、あいつの女をまた奪おうとしてたんだ、俺。もうゲームっつーか・・恒例みたいにこれなってて。今までも何回もやってたんだ。でもあいつ、バカだから俺がわざとって気付いてなくてさ。でも今回の女は佐久間一筋だったからか初めて失敗して。その女が佐久間に話したらしくてこんなことなったんだと思う。その女がよく思い返せば流星だった気もする。咲貴ちゃんを巻き込むつもりはなかったんだけど・・・ほんとにゴメン!!』
俊くんは頭を下げてわたしに謝ってきた。
たぶん、一筋だったという女はアヤナちゃんだよね。
なんでこんなに世間は狭いんだろう・・・こわいくらいだよ。
でも、前に色々あったってのが暴力沙汰じゃなかったことに少しホッとした。
わたしから俊くんに言う言葉は1つだった。
『大丈夫だよ、わたしは。ただ心配で来ちゃっただけだし余計なことしてわたしもゴメン。』
わたしが言葉を発すると俊くんは頭を上げた。
『咲貴、もう帰るよ。明日早いんだから。』
理沙ちゃんがそのとき、声をかけてきた。
理沙ちゃんは完璧に俊くんを睨んでいる。
『純くん、バイクとって帰りたいから公園まで送ってほしい!!』
わたしが純くんに何度もそう頼むと純くんは渋々承諾してくれた。
理沙ちゃんも純くんも明日にしなさい。と言っていたけどわたしは聞く耳を持たない。
これは遠まわしにあとでまた、公園で俊くんに会おうと言っていたようなものだった。
俊くんも俺も帰ると言って理沙ちゃんと純くんに頭を下げて親っぽい人のところに行った。
理沙ちゃんは俊くんが頭を下げても完璧無視だった・・・。
病院の待合室で俊くんがわたしに今日の理由とも言えるようなことを話してくれた。
薄暗く静かな待合室。
誰もいない。
『最近、あいつの女をまた奪おうとしてたんだ、俺。もうゲームっつーか・・恒例みたいにこれなってて。今までも何回もやってたんだ。でもあいつ、バカだから俺がわざとって気付いてなくてさ。でも今回の女は佐久間一筋だったからか初めて失敗して。その女が佐久間に話したらしくてこんなことなったんだと思う。その女がよく思い返せば流星だった気もする。咲貴ちゃんを巻き込むつもりはなかったんだけど・・・ほんとにゴメン!!』
俊くんは頭を下げてわたしに謝ってきた。
たぶん、一筋だったという女はアヤナちゃんだよね。
なんでこんなに世間は狭いんだろう・・・こわいくらいだよ。
でも、前に色々あったってのが暴力沙汰じゃなかったことに少しホッとした。
わたしから俊くんに言う言葉は1つだった。
『大丈夫だよ、わたしは。ただ心配で来ちゃっただけだし余計なことしてわたしもゴメン。』
わたしが言葉を発すると俊くんは頭を上げた。
『咲貴、もう帰るよ。明日早いんだから。』
理沙ちゃんがそのとき、声をかけてきた。
理沙ちゃんは完璧に俊くんを睨んでいる。
『純くん、バイクとって帰りたいから公園まで送ってほしい!!』
わたしが純くんに何度もそう頼むと純くんは渋々承諾してくれた。
理沙ちゃんも純くんも明日にしなさい。と言っていたけどわたしは聞く耳を持たない。
これは遠まわしにあとでまた、公園で俊くんに会おうと言っていたようなものだった。
俊くんも俺も帰ると言って理沙ちゃんと純くんに頭を下げて親っぽい人のところに行った。
理沙ちゃんは俊くんが頭を下げても完璧無視だった・・・。


