『そっちは??』

あと1人の中の上くらいのレベルの男が友美を見て言った。

『わたしもいます・・よ。』

友美も気まずそうに言った。

きっと友美も怖いんだ。


『豊までー!!みんなしてがっつきすぎだって!!』

アヤナちゃんが今度は呆れるように言っていた。


『俺らと友達ならない??彼氏いてもいいし。』

ニコやかにたっちゃんと呼ばれている男が言った。

ズボン下ろしすぎだろ・・・。

わたしはツッコミを入れたくてしょうがなかった。

でも、その問いにはわたしたちは困っていた。


『咲貴ちゃん、今日バイトだからもう帰らなきゃって。忙しいのに来てくれたんだよ。』

バイトなんてないけど、アヤナちゃんがわざとだろう、話をずらして、更に帰れるようにと話を変えてくれた。


『どこでしてんの??遊び行きたい。』

今度は豊と言われていた男が言った。

『バイト先、彼氏いるから・・無理です。すみません・・。あと、城北の3年の人もいますよ。』

すると驚いたように直哉という人が

『城北の3年?誰??』

と興味津々に聞いて来た。

言わなきゃ思ったと思ったが一応言った。


『尾上俊です。』


その瞬間、時間が止まったような気がした。