愛のかたち

ファミレスに入るとお腹のすいたわたしたちはお茶だけじゃなくゴハンも食べることにした。

ファミレスは10時過ぎだというのに何人もの客がいた。



わたしたちは禁煙席に座ってメニューを見た。


沢村さんと来た時、あの人はこの時間にハンバーグ食べてたなぁ。



と思い出していると矢野さんは

『わたしこのサラダっ。』

とメニューにあるサラダを指指して言った。

この言葉にわたしは同じ匂いを感じた。



『矢野さんもこの時間になると他のはこわくて食べられない系ですか??』

そう言いながらわたしは店員を呼んでサラダを2つ注文した。

『新垣さんも??やっぱりスタイル維持したいもんね!』

矢野さんも意思の強い人なんだろうと思った。

わたしは夜の8時以降は絶対に炭水化物を取らないようにしていた。

たぶん、矢野さんもそういう系なのだろう。



『新垣さんは名前何ていうの??』

『咲貴です。花が咲くの咲に貴族の貴。矢野さんは??』

『へー、なんかかっこいい!!わたしは愛子。愛する子ども。』

『その言い方なんかいいですね。』



こういうお互いの話をわたしたちはそれから2時間もしていた。

大学、高校、地元、趣味、好きなブランド、使っている化粧品、色々。

そしてわたしたちは咲貴、愛子ちゃんと呼び合う仲になった。


申し訳ないけど愛子ちゃんは沢村さんが辞めたからこそ入った。

沢村さん、辞めてくれてありがとうと思ったりもした。


絶対仲良くなれる。