100%行きたくない。

でも・・・真意を知りたい。

今日のわたしへの対応の。

多分これでなにかされるんだ。

でも、気になる・・・。

知りたい・・・。


怖いと思いながらもわたしは

『いいですよ。』

と微笑みながら言った。



そしてわたしたちは店を出て並んで歩き、近くのファミレスへ移動した。

ここは前、恵介くんや俊くんと来たところ。

でもわたしはそのとき、前に来たということを思い出しすらしなかった。


恐怖で。


席につくと沢村さんはメニューを渡してくれてわたしは早々とサラダに決めた。

沢村さんは少し悩んでハンバーグとライスを頼んだ。



この時間にそんな食べるからそんな太るんだよ・・・。


わたしはそう思ったが口が裂けても言えない。

『新垣さん、わたしは原口くんが好きだったの。』

いきなり沢村さんの口から飛び出した。

わたしはあえて知らないフリをして

『そうだった・・んですか。すみません・・・。』

と申し訳なさそうに言った。


そう言った瞬間、急激に手に汗かいてノドまで乾いたような気がした。

沢村さんは笑いながら

『いいのよ。謝る必要はないし。どうみてもあなたたちがお似合い。気付いてたの。原口くんが新垣さんのこと好きなこと。だからいつも冷たくしちゃってて・・。今までごめん。それが言いたくて。』

沢村さんは泣きそうな顔で話し始めた。


『もう、新垣さんに冷たくするの戻れないところまできてたけどこれをきっかけに・・謝っておきたかったの。後悔してるって伝えたくて。』


いつもヤクザのように怖かった沢村さんがか弱い女の子のように泣きそうに言ったことにも驚いたが、こういう考えだったということにもっと驚いた。

『いやいや、気にしないでください。全然いいですよっ!!』

わたしは焦って沢村さんに言った。