次の日……

目が覚め、時計を見ると7時半……

起きるか……

プルル!プルル!

『もしもし……』

要「おい、桜花、彼方から聞いたけど姫になるのか?」

『なるわけない……あの人たち嫌い』

要「なるのもいいんじゃないか?」

『嫌だ……でも、あの総長さんは案外いい人かも……』

要「そう思うのか?」

『目が、すごいキラキラしてるから。そうかなってまぁ入らないけど』

要「どうしてだ?」

『姫は守られるものでしょ……僕は守られたくないから』

要「そうか……」

『今起きたから、準備が出来次第要のところ行く』

要「わかった」

僕はそう言って電話を切り、準備を始めた。

制服を着て、ピアスをつけ、リュックを背負い外に出た

『バイク乗るか……』

久しぶりのバイク

黒色に、後ろの方にはバラのステッカーが貼られている

ブンブンブーン!

それから、5分して学校に着いた。

バイクを裏にとめ、要のところに向かった。

ガチャ!!

要「来たか、」

要「桜花、本当に入らないのか?」

『ん……なんで入らせたいの……』

要「これをきっかけに、前に進んで欲しいからだ」

『進んでる……』

要「でも、俺たちから見てると」

『はぁ……わかった……入ってみるよ』

要「ホントか?!」

『多分……じゃあ行くね』

要「あ、桜花これ食べろ」

『ありがとう……』

僕は要からパンをもらい、空き教室に向かった。

空き教室に向かってる途中前から、あの男達が歩いてきた。

僕は無視して、通り過ぎようとしたら、腕を掴まれた。

『何……』

蓮「入れ……」

『あんた……こんなところで話すな……』

『まぁ、……入ってもいい……でも僕を守ろうとするなよ……僕は守られるのは嫌いだ』

仁「わかった、放課後向かいに来る」

『僕が……放課後まで残ってたらな』

『じゃあ、行くとこあるから……』

蓮「ちゃんと残っとけ……じゃないと家に行くからな」

そう言ってどこかに行った。

僕は空き教室の鍵を開け、音楽を聴いていた

はぁ……めんどくさい

ピピッ!!

メール??

そう思ってみると、要からだった

は?内容が意味わからん

蓮達がいるから今すぐ食堂に来い?

めんど……でも要からだし行くか……

そう思い、食堂に着くと案の定女がいっぱい

人混みを通り抜け、あいつらのところに行こうとした。

女「ちょっと!!」

女が大きな声で僕の腕を掴んだ。

女2「あなた姫になったそうじゃない、」

だからなんなの?

女3「あんたみたいな人が琥珀の姫になっていいわけないじゃない!いますぐやめなさいよ!」

別に関係ないことだと思い、無視してタバコを吸った……

女「タバコも吸う女が蓮様と釣り合うわけないわ!」

そう言うといきなり殴ってきた。

僕はそれをスレスレで避けた

蓮「おい、何してる!」

『うるさい……口挟むな』

僕は女の拳を避けようとしたけどバカ男のせいで、頬に当たってしまった。

こいつらレディースかよ。口切れたし

女2「どう?怖くなった?所詮女よ今すぐ辞めなさい!」

『女か……てめぇらもだろ?』

僕はお返しにと……女達を殴り、蹴った

男「おいおい、あいつ喧嘩できんのかよ」

『てめぇらの汚ったないツラなんか見たくねぇよ……今すぐ消えろ』

女3「あんた何者よ!」

『聞こえなかったか?……消えろ』

そう言うと女達はそそくさと出ていった。

彼方「桜花!!」

騒ぎを聞き付けたのか、要と彼方が来た

彼方「大丈夫か?!」

『口切った……』

要「ほら、見るから髪結べ……」

僕は言われた通りに結んだ。

全「!!!!!」

そりゃ驚くよな。髪を下ろしてれば普通の女が、こんな数のピアスしてんだから、他から見たら不良だよな。

僕は要に手当され、絆創膏をはられた。

彼方「相手はどこいった?」

『知らない……逃げた』

そして、何事も無かったように、僕は席に座った。

雪「大丈夫??」

『ん……』

僕はこいつらがご飯を食べるのを見て、食べ終わり、僕は席を立った。

宮「どこ行く……」

『行くのは放課後……それまでは僕の勝手……』

そう言って、裏庭に向かった。

ホースから水を出し、じょうろに足した

じょうろを持ち、花に水をあげた

一応当番の人もいるけど、好きでやってること

こんなこと僕がやってるの誰もわからない

要達も……

ひとまず、水を上げ終え、椅子に座った。

女「ちょっと!!」

声がして後ろを振り向くと、さっきの女達

女2「あなたのせいで私たちが悪者になったじゃない!」

いや……悪者だろ人殴ったくせに

女3「どうしてくれるのよ!」

『しらね……』

女「まぁ、いいわ代わりにあなたの鼻へし折りに来たわよ!」

いや……意味が全くわからん……なんで鼻?

すると3人同時に殴りに来て、避けれず殴られた

足とかも蹴られ、血が出ている

女「あんたみたいな女が姫にならるわけないわよ!」

女3「死んだ方がマシなんじゃない?」

『死ぬ??……僕が?』

僕は、殴っているやつをおしのけ、殴り返した

『そういえば……鼻へし折るんだよね?』

『僕が勝ったから……へし折ってあげる』

僕は3人の鼻をへし折り、痛がってるヤツらをほったらかして、要のところに向かった

ガチャ!!

部屋を開けると、あいつらが何やら真剣な顔で話していた。

『邪魔した……』

彼方「ちょ、ちょ!待て!どうしたんだよその血は」

『女に殴られた……』

要「はぁ……その女達は?」

『鼻へし折って……裏庭で倒れてる』

彼方「へし折った?!」

『相手がへし折るって……言ったから』

要「はぁ……彼方裏庭行ってこい。」

彼方「あぁ、わりぃが蓮達話は後でするか俺と一緒に裏庭行くぞ」

全「はい」

バタン!!!

要「ダメじゃないか、学校では暴れない約束だろ」

『あっちが先にやってきた…』

要「でも、お前が夜桜ってバレたら大変だろ」

『わかった……気をつける』

要「あぁ、ほら大丈夫だ」

『あいつら何話してた……』

要「最近繁華街で夜桜が暴れてるとさ、お前昨日行ったのか?」

『いいや……偽物?どんなだったって?』

要「帽子をかぶって、理由も聞かずに、人を殴り倒してるって」

『偽物か……今日潰す』

要「手加減しろよ」

『あぁ……てか思った……夜桜のこと言うの?』

要「それはお前が決めろ、アイツらを信じられると思ったら話せばいい、まだ信じられないなら無理に話すな」

『わかった……』

そして、要に手当をしてもらい部屋に戻って気づいたら放課後

僕はカバンを持ち、帰ろうと校門に向かって歩いた。

ガシッ!

蓮「まさか、帰らねぇよな?」

『あ、忘れてた……』

仁「まぁいい行くぞ」

僕達は、車に乗り込み倉庫とかいうところに向かった

そして、下っ端に挨拶をして幹部室てとか言うところ適当に過ごした。

時計を見る7時……

帰らないと、僕はカバンを持った。

『帰る……』

蓮「送る……」

『要らない……すぐ近く』

蓮「送るって言ってんだろ」

宮「蓮〜きらわかるけどそんな怖い顔で言わないの嫌われるよ」