自分より大切なもの




佐古
「…………っ??!」



椿 
「何すんだよ!このセクハラが!!」



佐古
「……はぁ?お前はバカか!その傷見ようとしたんだよ……!」



椿 
「………………え?」



佐古
「ったく……誰がお前みたいなガキに手ぇだすかよ。あー…いたぁー…。お前女子プロにでもなれば?…こんなん俺が診察してもらいたいくらいだわ。」



椿 
「そ、その傷見ようとって……これから医者に行くのになんであんたが見る必要があんだよ!」



佐古
「……いいから黙っておとなしくしてろ、このじゃじゃ馬娘が!」

















   ドキ…………ドキ…………。







   ドキ…………ドキ…………。









・・・無理だから!近い、近すぎる!!


  心臓がバクバクいってるし……


  それさえも気付かれちゃうよ……


  もうそれ以上近づかないで……


  私にも……


  私のココロにも……