自分より大切なもの




・・・私なりに結構頑張ってた。



よくやった。



だからもう、いいでしょう?



今まで本当に自分の好き勝手に生きてきた。



嫌なものは嫌……そうやって私、生きてきた。



だってその方が楽だった。



他人に合わせる苦労もなく、



傷つき、傷付けられる辛さもない。



くだらない喧嘩も



妬みや愚痴も



一人だから関係無かった。



いつも集団を避けていた私……。



楽だけど、    



楽しくはなかった。



だから、たまには良いかなって。



周りに合わせながら時間を過ごすのも、



良いかなって……



そう思った。



それに、あの人との約束も……







……守りたかったんだ。