翌日、学校へ到着すると同時にスマホが震えた。


慌てて画面を確認してみると、それはイジメ.COMからのメールで、心の奥がずぅんと重たくなっていった。


メールが届き始めてから何日か経過するけれど、イジメ.COMからのメールは一定の時間に届くわけじゃないとわかってきた。


大志への命令が実行されている間は届かなかったし、これもコントロールされているのだろうということがわかった。


「一体、今日は誰……?」


一緒に投稿してきた美文がため息交じりにそう呟く。


そしてメール画面を開いた瞬間、美文の表情が歪んだ。


《武智美文が志田渚をイジメる》


その文面にあたしは唖然とし、隣の美文は奇妙に歪んだ笑顔を作った。


「あはっ……! あはははははは!!」


途端に大声で笑い出し、手で机をバンバン叩き始める美文。