先輩はいつもこんなものです。


ふわふわの茶髪は地毛


くりくりの二重に薄いブラウンの瞳


細身で肌白いが見た感じ筋肉はついている




同じクラスの男子、城内優兵(シロウチユウヘイ)


ここ数年、私の瞳は彼を追っている








優兵は小学生君に近づく

「ねーねー、この先輩頑張って活躍するって言ってるからさ、帽子貸してくれないかな。もしこの先輩が帽子取られたら何か言うこと聞いてくれるって!」



「あ!君バスケ部でしょ!!ゆー…なんちゃらって人でしょ」
「うんそーそー」


世間狭っ
流石は優兵。カナダハーフ君は見た目で目立つしなあ



「ちょっと!?何勝手に言ってるんですか!ていうか誰ですか!?」

三好はパニック




優兵はニヤッと笑う



「いいだろ、お前は白組、俺は赤組。俺らを倒せるだろ?」
「っ……」


三好は都合が悪いと言わんばかりの顔つきをする



そういや、三好体育苦手だったな……
私もだけど






私達はそれを見て語る

「ねぇ沙恵チャン、賭けるものがちっさすぎやしません?」
「ねー、セリフだけ聞くとかっこいいんだけどねぇ」








三好はチラッと私達を見る


ん?気づいていたのか…?


そして優兵に向かい直る


「勝ってやります!!」
「よーしっ」


小学生君が三好に帽子を渡す

「はい三好。負けてねっ」
「はぁ!?」


一言多い










『選手、入場___』