「ちょっ……なに泣いてるの!」 「だって……心配で……」 依智兄はそう言ってウルッとした目で私を見た。 「……だ、大丈夫よ!快だっているし……」 私が快の名前を出すと藤井サブは何か思い出したかのようにあ!と声を上げた。 「?、どうしたんですか?」 「依茉、快惺くんと本当に付き合ってるの!?ニュースで話題になってたけど……」 ……そう。 私と快は付き合ってることをお互いのSNSで打ち明けた。