「いらっしゃいー! 依智くん! 依茉たち来たよ!」 すると藤井サブが勢いよくドアを開けた。 「あー……うん」 後ろから聞こえてくる依智兄の声はなんだか暗い。 ……依智兄……緊張してんな…… 「わーい、ご飯!」 私はそんな依智兄を構わず綺麗に用意されたご飯に飛びついた。 「……」 渚くんもやはり緊張しているのかドアのとこから動こうとしない。