私は素直に嬉しい気持ちになった。 「……っともうすぐ桃花ちゃんとこ着くよ。依茉連絡して」 「分かった」 依智兄と話してるうちにあっという間に藤井サブの家に着いた。 するとマンションからちょうどいいタイミングで藤井サブが現れる。 「あっ、藤井サブー! おはようございます! こっちですー!」 私はその姿を確認すると車の窓から大声で叫んだ。 「依茉ー! 依智くんもー! おはよー!」 すると藤井サブも大声で受け答えしてくれた。