「うんっ……渚くんは私が守る……」 私はギュッと渚くんを抱きしめ返した。 「ハハッ、なんだよそれ。俺が守るんだよ。絶対傷つけないようにするから……」 「大丈夫だよ……渚くんのために傷つくくらい怖くない……渚くんがいなくなる方が辛いもん……」 「……強いな」 「好きな人のためなら普通だよ……」 私と渚くんは静かな公園でしばらく抱きしめあったままでいた。 渚くんの香りと温もりが心地よくてずっとこのまままでいたかった。 「……本当にありがとう、依茉ちゃん。大切にする」 「……私も」