「先輩〜付き合ってくださいよ〜」

「お前は可愛すぎるから俺には釣り合わないよ」

「そんな〜先輩、大好きですよ?」

「あははは、じゃ、またな。」

なにこの会話。絶対にあいつの声。
一瞬で胸が張り裂けるような痛みと怒りで私はいっぱいになった。

「許さない…」私は小さな声で言った。
絶対に復讐してやる。

火曜日の朝、彼が後輩の子に注意しているのを見てチャンスだと思った。

少しずつ歩み出す私、まるで時が止まってるみたいに周りがハッキリ見えた。
こんなの初めて、だから。