新しいクラスを遠目で確認し、直ぐに「2年5組坂木瞬」の名前を見つける。クラス表が張り出されている中庭には、人が沢山いて息が詰まりそうだった。
一刻も早くその場から離れたかった僕は、逃げるように自分のクラスへと向かった。