「咲、大丈夫か?
ご飯作るからシャワー浴びておいで。」

荷物を置いてソファーに座り込む咲。

疲れてるのは、精神面?

さっき洋介に聞いた事が、頭に浮かぶ。

「圭ちゃん、しんどい。」

普段なかなか弱さを見せない咲のSOS だけに心配だ。

直ぐに駆け寄りオデコに手を当てると

かなり熱い。

えっ?!

いつからだ??

「熱があるじゃないか。」

心配になり、少しキツい言い方になってしまったが

ホントにツライらしくて、頭に入っていない。

お姫さま抱っこで抱き上げても

恥ずかしがる事すらない。

「風呂なんていいから、もう寝ろ。」

寝室に連れていき、ベットに下ろすと

「脱がせるぞ。」と断りを入れる。

万歳させてTシャツを脱がせ

簡単に汗を拭いて

「苦しくなりそうだから、ブラも脱がせるぞ。
後ろを向いて。」と言って後ろを向かせブラのホックを外した。

パジャマの上を着せ

下をどうしようかと悩んでいたら

「もう寝ても良い?
しんどいよぅ~」と涙目で訴え

ゴロンと寝転がってしまった。

仕方なくデニムを脱がせ、パジャマの下を履かせて

布団を掛けた。

白いパンツを見たことは………………

ナイショだな。

体温計を挟んでみると38.5℃

疲れかな?