(ヤバい!…こんなのヤバすぎる!)

「何?怖い顔!お風呂って身も心もリラックスできるとこでしょう?ほらほら、楽にして♪」

「リラックスだって~?この状況でできるわけないだろ!逆に固くなっちまう一方だって!」

「まぁまぁ、緊張しない♪」


エドガーは、海綿にたっぷりシャボンを含ませると、ゴシゴシと彼の背中を擦り始めた。

「うふふ…こうして見ると、ロニィの背中って結構広いんだね。それに、左肩の痣も薔薇の花みたいで綺麗~。」

「ねぇ、ロニィ…。」

「何だ?」

「うん…。僕達、これからもずうっと一緒にいられるよね?」

「そんなことか…安心しな。俺は一度交わした約束は、違えたりしない。」

「ホント?嬉しいな!それとね…この前みたいに無茶はしないでね。」

「…バァカ…。お前は心配しすぎ…。」


バシャッ

背中に当たる、二つの柔らかな膨らみ。
前に回された、華奢な腕が震えている。

「頑張ろうね。三つ目の課題…二人でクリアしようね。」

「ああ…。」

「僕達、幸せになっていいんだよね?」

「…。」

「ねぇ、キスしてくれる?」

「…いいよ。」

シャボンで滑る身体を抱き寄せ、ロニィはエドガーにキスをした。


「…ん。」

「なぁ。キスだけでいいのか?」

「えっ、えええっ!」

「俺としてはぁ…この中途半端な状態は、生理的に困るんだがなぁ。」


「やっ、ロニィのエッチ!」