その時の俺は、それが精一杯の愛情表現だと思っていた。
だが、それは酷く傲慢で独りよがりだったと言うことを、後で嫌という程思い知らされたのだった。


俺達は、王家の別荘で夜通し愛し合い語り合った。
それは、甘く切なく…胸に鈍い痛みの残る辛い一夜だった。