ヨロヨロと俺はベッドに腰を下ろした。

「で?お前の本当の性別はどっち?男か女か!」

「女に決まってるじゃないか!だからカップリングが成立したんだろう?そんなことも分らないって、あんたって相当のバカだね!」

イライラと、俺を睨み付け身振り手振りで説明するエドガー。その度に胸がフルフルと揺れている。


(バカはおまえだろ!姿は女でも、女としての自覚がゼロじゃないかよ!)

「あーあー分った!分ったよ。エドガー…俺は本当に不幸な男だ。俺の人生はお前ら親子のオカゲで滅茶苦茶だ!クソッ」

そう言い捨てると、俺は自分の剥き出しの両膝を力一杯叩き、天を仰いだ。