ドキドキしながら、どう答えればいいのかわからなくて黙ったまま固まる。
急に間宮さんの口元が緩み、プッと吹き出して言った。
「そんなに悩むこと?」
笑う彼の口元をぷーすけはペロペロと舐めている。
尚もぷーすけになりたいと思いながら答える。
「はい、悩みます」
「どうして?僕と食事に行くのが嫌?」
少しだけ真面目な顔になった間宮さんが尋ねる。
「嫌ではないです」
「じゃ、決まり」
そう言うと、彼は私の肩をポンポンと叩いた。
「とりあえずお互い荷物もあるから一度家に戻ろう」
彼に誘導された感は否めないけれど全く嫌じゃない。
私は頷くとベンチから立ち上がり慌ててマンションに向かって歩き始めた彼の後ろを追った。
軽く触れられただけのその彼の手の感触がいつまでも残っている。
大きくて細くて長い指。
彼の手から色んな世界が生み出されていく。
その手に触れられたら、こんなつまらない自分も変われそうな気がした。
急に間宮さんの口元が緩み、プッと吹き出して言った。
「そんなに悩むこと?」
笑う彼の口元をぷーすけはペロペロと舐めている。
尚もぷーすけになりたいと思いながら答える。
「はい、悩みます」
「どうして?僕と食事に行くのが嫌?」
少しだけ真面目な顔になった間宮さんが尋ねる。
「嫌ではないです」
「じゃ、決まり」
そう言うと、彼は私の肩をポンポンと叩いた。
「とりあえずお互い荷物もあるから一度家に戻ろう」
彼に誘導された感は否めないけれど全く嫌じゃない。
私は頷くとベンチから立ち上がり慌ててマンションに向かって歩き始めた彼の後ろを追った。
軽く触れられただけのその彼の手の感触がいつまでも残っている。
大きくて細くて長い指。
彼の手から色んな世界が生み出されていく。
その手に触れられたら、こんなつまらない自分も変われそうな気がした。



