甘くてやさしくて泣きたくなる~ちゃんと恋したい

あ……。

それは、あの公園で間宮さんと一緒にいた美しい女性だった。

今にも消えてしまいそうな白い透き通る肌と薄茶色の瞳。

ゆるやかなウェーブがかかった長めの前髪をすっとかき上げると、彼女は私に一礼した。

どうして、彼女が間宮さんの家に?

彼女は一顧客だって言ってたのに。嘘だったの?

呆然と彼女を見上げる私の手を、ぷーすけは無邪気に舐めまわしている。

「急にお呼び立てして申し訳ありません」

彼女はそう言うと、小さな薄ピンク色の唇をキュッと噛んだ。

華奢な白い腕が美しさと儚さを合わせもっているように見える。

年齢は、私よりも少し上くらいだろうか。どことなく彼女が抱えているものの重さを感じる。

「広瀬さんにはまだ何も話していないんだ。さ、とりあえずリビングで話そう」

間宮さんは私の手をなめているぷーすけを抱きかかえるとリビングの方へ向かった。

この状況がまだ全く飲み込めない私は動揺しながらも、ゆっくりと立ち上がり彼の後に続く。

私がこの場所に呼ばれた意味を早く教えてほしい。

白くて広いリビングに置かれた大きなガラスのダイニングテーブルが窓から差し込む光を反射してキラキラと輝いていた。

「どうぞ座って」

間宮さんは私に椅子を引いてくれた。

「ありがとうございます」

小さく礼を言うと、私は彼が引いてくれた椅子に腰をかける。