母は最初からお見通しだったのかもしれないと思いながら答える。
「彼と出会えたから今の私があるの」
「あら、まさか、本当にお付き合いしてる、とか?」
眉をひそめながら腕を組んだそんな母の動揺する姿にも思わず笑ってしまう。
「実はお付き合いしているわ」
「結局彼の家を出るなんていって、また同居してるんじゃないでしょうね?」
「大丈夫よ、してないわ。でも、これからのことはわからない」
母はうつむいて首を何度も横に振った。
「そうね。何が起こっても凛の覚悟なわけね。わかった、お母さんはもう何も言わない」
そして軽く私を睨みながら再び顔を上げた母に言った。
「大丈夫よ。とても私を大事にしてくれる人なの。また近いうちに紹介するわ」
「紹介だなんていいわよ。結婚する相手だけで会うのは十分」
母は逃げるように席を離れキッチンに入ってしまった。
「うーん」
父のうなる声がして視線を向けると、父は腕を組み難しい顔をしている。
「同居だけはなぁ。嫁入り前の大事な凛のことを思うと、どうしても口を挟みたくなるんだが……」
そりゃそうよね。
両親に「私同居します!」なんて大きな声で言う子供がどこにいるかしら。
そんなことを考えたら笑えてきて、思わずプッと吹き出した。
「彼と出会えたから今の私があるの」
「あら、まさか、本当にお付き合いしてる、とか?」
眉をひそめながら腕を組んだそんな母の動揺する姿にも思わず笑ってしまう。
「実はお付き合いしているわ」
「結局彼の家を出るなんていって、また同居してるんじゃないでしょうね?」
「大丈夫よ、してないわ。でも、これからのことはわからない」
母はうつむいて首を何度も横に振った。
「そうね。何が起こっても凛の覚悟なわけね。わかった、お母さんはもう何も言わない」
そして軽く私を睨みながら再び顔を上げた母に言った。
「大丈夫よ。とても私を大事にしてくれる人なの。また近いうちに紹介するわ」
「紹介だなんていいわよ。結婚する相手だけで会うのは十分」
母は逃げるように席を離れキッチンに入ってしまった。
「うーん」
父のうなる声がして視線を向けると、父は腕を組み難しい顔をしている。
「同居だけはなぁ。嫁入り前の大事な凛のことを思うと、どうしても口を挟みたくなるんだが……」
そりゃそうよね。
両親に「私同居します!」なんて大きな声で言う子供がどこにいるかしら。
そんなことを考えたら笑えてきて、思わずプッと吹き出した。



