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週末、久しぶりに樹さんと顔を合わす。
ぷーすけの世話で毎日、彼の家には行くけれど忙しい樹さんと顔を合わすことはなかったから。
どこに連れていってくれるかは、内緒と言われている。
家の前まで迎えにきてくれた彼の車に乗った。
「おはよう。元気かい?」
彼がちらっと私に視線を向けて言う。
「はい、ご無沙汰しています」
「ご無沙汰っていうほどでもないけどね。毎日電話で話してたし」
そう言って彼は嬉しそうに笑った。
1週間ぶりというだけで、なんだか落ち着かない。
どんな会話をすればいいのか、ぎこちなくてそわそわしてしまう。
「今日は、どこへ行くんですか?」
「内緒。とりあえずここからしばらく北上していく」
北上って、どこの辺りまで行くんだろう。全く見当もつかない。
「今日はぷーすけは置いてきたんですね」
「そうだね。たまには二人きりもいいだろう?」
いつも私たちのそばにいたぷーすけがいないのは寂しいけれど、二人きりで出かけるのは、正真正銘のデートみたいでうれしかった。
車は都会を抜け、山へと入っていく。
道路に建つ標識には『埼玉』と書かれていた。
埼玉に一体何があるんだろう。長閑な風景が車窓を流れていく。
週末、久しぶりに樹さんと顔を合わす。
ぷーすけの世話で毎日、彼の家には行くけれど忙しい樹さんと顔を合わすことはなかったから。
どこに連れていってくれるかは、内緒と言われている。
家の前まで迎えにきてくれた彼の車に乗った。
「おはよう。元気かい?」
彼がちらっと私に視線を向けて言う。
「はい、ご無沙汰しています」
「ご無沙汰っていうほどでもないけどね。毎日電話で話してたし」
そう言って彼は嬉しそうに笑った。
1週間ぶりというだけで、なんだか落ち着かない。
どんな会話をすればいいのか、ぎこちなくてそわそわしてしまう。
「今日は、どこへ行くんですか?」
「内緒。とりあえずここからしばらく北上していく」
北上って、どこの辺りまで行くんだろう。全く見当もつかない。
「今日はぷーすけは置いてきたんですね」
「そうだね。たまには二人きりもいいだろう?」
いつも私たちのそばにいたぷーすけがいないのは寂しいけれど、二人きりで出かけるのは、正真正銘のデートみたいでうれしかった。
車は都会を抜け、山へと入っていく。
道路に建つ標識には『埼玉』と書かれていた。
埼玉に一体何があるんだろう。長閑な風景が車窓を流れていく。



