「ところで、広瀬さん、どうしてこんな場所に?まさかトリマー目指そうってんじゃ?」
「はい、実はお恥ずかしながら、安友さんに向いてると言われてついその気になってしまいました」
「そうなのね!いいこといいこと。ぜひ目指しなさい。あなたなら絶対すばらしいトリマーになれるわ。来年入学するの?」
「本当は今すぐにでも勉強を始めたかったんですが、出遅れてしまいました」
「そんなやる気なんだ。いますぐにでも始めたい?」
私は営業の女性と視線を合わせて、控えめに頷く。
「そうねぇ……」
安友さんは腕を組んで、天井を見上げるとしばらく考えていた。
そして営業女性に顔を向けると言った。
「確かまだ今期の定員に空きがあったわよね?」
「ええ、まだ枠は残ってます」
「広瀬さん!」
「は、はい!」
急にこちらに顔を向けられて慌てて返事する。
「あなた、4月から7月までの授業分、8月の一月でがんばって取り戻せる覚悟はある?私が個別でみっちり指導するわ」
「え?!」
営業女性と私の声がシンクロした。
そして、安友さんは営業女性の方を向いて続けた。
「広瀬さんは私の恩人なの。あの日、彼女の勇気がなかったら私はどうにかなってたかもしれない。それに、広瀬さんはどんな犬でも手名付ける天性のものがあると見込んだ人。間違いなくトリマーに向いてるわ。私に免じて、特別入学許可してもらえないかしら?」
「はい!理事長がそうおっしゃるなら」
営業女性は慌てた様子で額の汗を拭き、「では手続き書類を持ってきます」と言ってその場をいったん離れた。
「はい、実はお恥ずかしながら、安友さんに向いてると言われてついその気になってしまいました」
「そうなのね!いいこといいこと。ぜひ目指しなさい。あなたなら絶対すばらしいトリマーになれるわ。来年入学するの?」
「本当は今すぐにでも勉強を始めたかったんですが、出遅れてしまいました」
「そんなやる気なんだ。いますぐにでも始めたい?」
私は営業の女性と視線を合わせて、控えめに頷く。
「そうねぇ……」
安友さんは腕を組んで、天井を見上げるとしばらく考えていた。
そして営業女性に顔を向けると言った。
「確かまだ今期の定員に空きがあったわよね?」
「ええ、まだ枠は残ってます」
「広瀬さん!」
「は、はい!」
急にこちらに顔を向けられて慌てて返事する。
「あなた、4月から7月までの授業分、8月の一月でがんばって取り戻せる覚悟はある?私が個別でみっちり指導するわ」
「え?!」
営業女性と私の声がシンクロした。
そして、安友さんは営業女性の方を向いて続けた。
「広瀬さんは私の恩人なの。あの日、彼女の勇気がなかったら私はどうにかなってたかもしれない。それに、広瀬さんはどんな犬でも手名付ける天性のものがあると見込んだ人。間違いなくトリマーに向いてるわ。私に免じて、特別入学許可してもらえないかしら?」
「はい!理事長がそうおっしゃるなら」
営業女性は慌てた様子で額の汗を拭き、「では手続き書類を持ってきます」と言ってその場をいったん離れた。



