「あ…シロネコ家庭教師派遣所から参りました松嶋さやかと申します。


香山様でしょうか?」




何とか声を搾りだし、いつもの決まり文句を言った。




『はい。お待ちしておりました、どうぞお入りください』




ギィィィ。




巨大な鉄格子の門が開いた。




いちいち1つ1つがすげーんだっつーの!