次の日……

朝早くから私達はサイン会場に来ている。

今は楽屋で準備中

ジン「てかさ〜ナムジュン今日スタッフと警備員やけに多くない??」

ユンギ「言われてみれば、そうだな」

ホソク「何かあったの??」

ナム「いや、僕は何も聞いてないけど」

『いつもは多くないの?』

ジミン「うん、いつもはスタッフが5人くらい、警備員は3人ぐらいかな」

テヒョン「え?今日何人いるの?」

グク「スタッフが10人、警備員が6人」

いやいや……多すぎだろ……社長は過保護か……

テヒョン「リンは何か知ってる?」

『いや、何も』

スタッフ「リンさ〜ん!メイクするから来てください」

『は〜い』

私はメイクをしてもらい、髪をお団子にセットして、ワンピースの衣装に着替えた

そして、サイン会が始まった。

右から、ジンオッパ、ナムオッパ、ユンギオッパ、ジミンオッパ、グクオッパ、ホソクオッパテヒョンオッパと私

私は最後になった。

テヒョン「ね、なんかリンの周り人多くない?」

『わかんない、多分私が緊張してるせいだと思う。気にしないで』

マネージャー「リンさん、注意してくださいよ」

『分かってますよ』

それから、どんどんarmyと話した。

そして、ある金髪の綺麗な女性が私の前来た。

女「こんにちは、お手紙渡したんだけど、読んでくれた?」

『手紙って……』

女「そ!あの手紙、読んだのになんでいるの?」

『あなたがどんなに私に嫌がらせしようとしても構わないけど、オッパ達は巻き込まないでくれるかな?』

女「他のみんなは好きだよ!あなたが嫌いなの!私のオッパたちに近づいてるんだもん!」

女「早く離れてくれるかな?」

『みんなが辞めていいよって言ったら辞めてあげる』

女「なんなの?!早くやめろって言ってるの分からない?!」

そう言って女はナイフを取り出した。

ナム「リン!!」

女「私のオッパたちに近寄らないで!」

そう言って私に走ってきた。

でも、私は逃げることをしないでナイフを素手でとめた。

army「キャーー!!!」

私の手からは血がぽたぽたと垂れた

『女の子がこんなもの持ってるのは危ない。ごめんね、私のせいでこんなことしてるんだよねでもごめんあなたがどんなことをやっても私はこの場所が大好きなんだよ、離れられない』

女「な、なんで……こんなことまでしてるのに……」

警備員「君!来なさい!!」

スタッフ「サイン会は中止です!皆様速やかに退室お願いします!」

スタッフ「リンさん!こっちに!」

ジン「リン!大丈夫?!!」

『大丈夫……平気』

私は、楽屋に連れていかれ、手当てを受けた

バンッ!!

TWICE「リンちゃん!!」

『なんでオンニ達が??』

ダヒョン「さっき連絡あってきたの、大丈夫?!」

『大丈夫……切れただけだから……』

ナヨン「なんで無理するの!下手したら死んでたんだよ!」

ジョンヨン「こんなこと次からしないでよ!」

『わかった……ごめん』

モモ「反省してるならいいけど、」

サナ「犯人の人は?どうしたの?」

ジン「警備員の人達に連れていかれました。」

ジヒョ「そうなんですか」

スタッフ「これで、大丈夫です他に痛いところはありませんか?」

『大丈夫です、ありがとうございます』

プルル!プルル!

『もしもレオン「おい!大丈夫かよ!!」』

『うるさっ……』

レオン「お前動画上がってんぞ!!」

『動画??』

すると、ユンギオッパがみんなに見せた。

『ありゃ……早いこと』

レオン「お前、怪我したのか?」

『手切っただけ……まぁ血は出たけど大丈夫』

てか、口調変わりすぎでしょ……こりゃ怒ってるな

レオン「お前こうなること分かってたんだろ」

『なんで??』

レオン「だって、お前ナイフ出した時驚いてねぇじゃん。こいつかみたいな顔してるぞ」

ホソク「ん?どういうこと?リン」

『後で話す、じゃあねレオン……』

ピッ!!

ダヒョン「ね、リンちゃん今2人でいいかな?」

私達は、みんなから少し離れたところに座った。

ダヒョン「こんな時に言うのもあれだけど、あの人たちが出てきたみたい……」

『!!!ってお母さん達が……』

ダヒョン「うん」

『でも、1年も早いじゃん……』

ダヒョン「誰かが…保釈金半分払ったみたい」

『……いや……またあそこに戻るのはいや』

ダヒョン「リンちゃん!落ち着いて!今の私達はみんながいる!大丈夫!」

『でも、私も顔明かしてるし、ダヒョンオンニと私の親って言ったら……簡単に来れる……』

ダヒョン「今は、考えないで大丈夫、私たちにはみんながいるから」

『そうだね……』

ジミン「で?リンなんのこと?」

テヒョン「隣から少し聞こえたけど、手紙??」

グク「言われてすぐ思い出すような、内容だったんでしょ?」

『やめろとか、オッパ達に近づくなとか、殺してやるとか書いてあった。』

全「!!!!」

ミナ「そんなことが書かれてるのに、なんで言わないの」

ダヒョン「スタッフの皆さんたちにいえば済んだ話でしょ!」

『一応、社長にはサイン会を中止しようって案を言われたけど、大丈夫だろうと思ったから、断った』

ジン「ごめん、僕達が気づいてやれなくて」

『大丈夫、気づかれないのは慣れてるから』

チェヨン「え、それどういう意味……」

ダヒョン「リンちゃん!もうあの事はいいの!いつまでも考えないで!」

ツウィ「なんの話しを……」

ダヒョン「なんでもありません、これは私達家族の問題だから、大丈夫です」

ナム「でも、さすがにどうしよう明日はTWICEとBTSの合同週刊アイドル収録があるのに」

『大丈夫、出れる。足とかを怪我してないから、』

ユンギ「ホントか?他には何もされてないか?」

『うん……手だけ』

ホソク「わかった、でも僕達も気をつけるからね」

『うん……』

スタッフ「リンさん!リンさんの幼なじみの方が来ているんですが」

『え……』

ダヒョン「リ、リンちゃん?さすがにまずいんじゃ」

バンッ!!

レオン「リン!」

『うわ……まじで来た』

ギュッ!!

レオン「次からこういうことはやめろよ」

『了解……』

『ね、レオン……』

レオン「何?」

『そんな殺気を出してみんなを睨まないでくれる?オッパ達が可哀想だから』

レオン「あ、わりぃ……」

グク「じゃあ、帰る??リンの怪我も心配だし」

そう言って私達はレオンと別れ、外に出た。

army「リンちゃん!大丈夫?!!」

『大丈夫だよ〜ありがとう』

army「リンちゃん!これ食べて!元気だして!」

そう言って私はファンの所に行くと、相当過保護なのか、オッパ達がついてくる

『ありがとう、ごめんね〜』

最後に記者の方たちに全員の写真を撮ってもらい、車に乗った。

『疲れた……』

テヒョン「手を切ったのに、凄いね笑」

『まぁね……』

それから、車に揺られ、家に着いた。

家に着き、直ぐに部屋に行った。

『はぁ……最悪』

プルル!プルル!

『もしもし……』

?「元気そうねぇ〜」

『!!母さん……なんで、』

母「あなたたちが私と夫を刑務所に入れた仮を返しに、1年早く出てきたのよ〜」

『ダヒョンオンニと私になにかしてみろ。また刑務所に戻ることになるぞ』

母「大丈夫よ〜3年も刑務所にいたら、警察の知り合いもできたの、」

『ふざけるな、二度と掛けてくるな』

ピッ!!

プルル!プルル!

ダヒョン「どうしたの〜?」

『あの人から電話が来た……』

ダヒョン「!!え、ちょっとなんで……」

『多分私の番号を誰かに聞いたのかも……刑務所に入れた仕返しをするって……』

ダヒョン「嘘でしょ……」

『大丈夫、何か策を考えるからでも、周りには気をつけてよ』

ダヒョン「わかった」

ピッ!!

私達、2人は小さい頃から親に虐待を受けていた。

ご飯もろくに食べさせてもらえず、部屋に閉じこめられ、殴られ、お風呂場の水に顔を押し付けられ、殺されそうになったこともあった。

私は、ダヒョンオンニより無感情で、泣いたりもしなかったから、それにイラついたのか、バットで殴られたりもした。

ダヒョンオンニはあの人たちのことを、怖がっている。

私も怖い……未だに目の前にいるのを考えると震えるくらいだ

そんな人達が刑務所から出たとなれば、みんなか危ない。

『はぁ……なんでこんな不幸続きなんだ』

コンコン!!

ガチャ!!

ユンギ「リン、大丈夫か?」

『大丈夫だけど……なんで?』

ユンギ「悪い……話を少し聞いた」

『そっか……大丈夫ちょっと嫌な人達が刑務所から出てきちゃっただけ』

ユンギ「そんな顔すんな」

『顔??』

ユンギ「怯えてるぞ……」

『大丈夫、私は平気』

ユンギ「そうか、」

『明日のためにもう寝るね……』

ユンギ「あぁ、おやすみ」

バタン!!

私はベットに入り寝た。