リンside

気がつくと、体が重い……

目を開けても視界が真っ暗で何が何だか分からない

ガチャ!!

ジン「ユンギ〜!リン〜!ご飯だよ!」

ユンギ「んん……」

『んんん……』

『おはよう……ございます』

ジン「おはよ!早く来てね!」

ユンギ「行くか……」

『ですね、ってなんで私ここに居るんですか?』

ユンギ「お前の部屋がまだ準備できてないから、俺の部屋で寝かせたんだ」

『そうなんですか、ソファーでも良かったのに』

私はそう思いながらも、ご飯を食べた。

ナムジュン「あ、リンには言ってなかったけど、今から番組の収録があるから、急いで準備してね」

『分かりました。』

私はご飯を食べ、服を着替えて、顔を洗い、髪をとかした。

テヒョン「じゃあ行こう!」

私達はマネージャーの車に乗り、スタジオに着いた。

外にはファンの人たちでいっぱい

ホソク「大丈夫だよ!早く中に入ろ!」

女ファン「見て!リンちゃんよ!!」

私は何をしたらいいか分からず適当にニコッと笑い手を振った。

そしたら、余計ファンが騒いで、危ないところだった。

中に入るともうほかの人たちがいた。

ジミン「あ、ヒョンTWICEの皆さんいますよ」

ん?TWICEって言った?

ヤバい……

グク「挨拶しに行きましょ!」

そう言われみんなゾロゾロ行くから、後ろからこっそり歩いた

ナムジュン「今日はよろしくお願いします」

TWICE「お願いします」

ナヨン「新しいメンバーが入られたと聞きましたけど、誰なんですか?」

グク「リン、前に出て」

そう言われて、前に引っ張られた。

TWICE「リンちゃん!?」

すると9人全員が私に抱きついた

『お、重い……』

ユンギ「えっと、知り合いなんですか?」

ダヒョン「知り合いも何も私の妹ですよ!」

BTS「え?!」

『はい、ダヒョンオンニの妹です……』

ホソク「言われてみれば、似てますね」

ジョンヨン「まさか、リンちゃんがBTSのヨジャマンネに」

モモ「コレでいつでも会えるね!」

スタッフ「リンさん!撮影で着るドレス選びお願いします」

『え、私ドレス着るの?』

サナ「うん!私たちも着るよ!」

『え、ダヒョンオンニ達選ぶの手伝って』

TWICE「いいよ!」

私は楽屋に向かい、何十着あるドレスを選び始めた。

ジヒョ「これは、胸元が開きすぎ」

ミナ「これは短すぎ」

ツウィ「これはどうです?」

チェヨン「それか〜これ!」

ツウィさんとチェヨンさんが持ってきたのは

ツウィさんが黒の長いドレスに胸元にシルバーのストーンが散りばめられているのと、

チェヨンさんが赤のドレスに足の太ももまで切れ目が入っていて、胸元に白のストーンが散りばめられている

ナヨン「赤が似合いそう!!」

『分かりました』

メイク「では、メイクをするのでTWICEの皆さんも準備をしてきてください」

みんなは出ていき、メイクとヘアメイクを終え、靴を履いた。

『似合ってますか?』

スタッフ「とっても綺麗です!本当に16歳とは思えません!」

『ありがとうございます』

私は大きな扉の前で待つように言われた。

ナムジュン「リン!」

『ナムジュンさんどうしてここに?』

ナムジュン「リンをエスコートする人をBTSの中から1人決めてって言われてじゃんけんで勝ったんだ!それにしても似合ってるね!」

『ありがとうございます』

『ナムジュンさんのスーツ姿もかっこいいですよ』

ナムジュン「ありがとう!!それとさん付けと敬語はいらないよ!オッパ呼びして!」

『わかった』

スタッフ「では扉が開きますので、前に進んでください」

そう言われてナムオッパのエスコートで前に歩き始めた。

扉が開くと、拍手と歓声が響いた。

司会「では!改めてBTSのヨジャマンネリンさんです!!」

『よろしくお願いします』

司会「それはそうとリンさんは本当に16歳ですか?全然見えませんね」

『ありがとうございます』

司会「プロフィールを見たところお姉さんが1人いらっしゃいますね、その方は誰ですか?」

『あ、えっとTWICEのダヒョンオンニです』

全「えぇ〜!!!!」

司会「ダヒョンさんの妹?!」

ダヒョン「私の妹ですよ」

『よろしくお願いします』

それから、1時間くらいで番組は終わった。

BTS「ありがとうございました」

ダヒョン「リンちゃん!」

『何?』

ダヒョン「これからご飯食べに行くんだけど行かない?」

『ちょっと待ってね』

『ナムオッパ、ダヒョンオンニがご飯食べに行かないって行ってるんだけど、行く??』

ナムジュン「え?僕達も?」

『うん、』

ナムジュン「OK!行くよ!ちょっと着替えてくるから待ってて!」

『ダヒョンオンニ、大丈夫だって、私家に取りに帰るものあるから、先に行ってて』

ダヒョン「わかった!!」

私は家に帰り、服を脱いでクローゼットを開けた

一応戻ってくると思って前の家はまだ売り払っていない。

クローゼットから白のロゴティーに黒のダメージジーンズを履き、赤の上着を着て、鏡の前で少しメイクをして、髪をコテで巻き、ショートブーツを履いて外に出た。

レオン「あれ?リン!!」

『レオン……』

レオン「これからどこか行くの?」

『BTSとTWICEとご飯食べに行く』

レオン「えぇ〜!!行きたい!!」

『はぁ……着替えなくて大丈夫?』

レオン「うん!なんか少し服似てるね!」

そう言われて見てみると、白ティーに黒のジーパン赤色の上着を着ている。

なんかに過ぎて怖い

プルル!プルル!

ダヒョン「もしも〜し!リンちゃん?今どこ?」

『今歩いてるところ、ごめん、レオンと会ってレオンも一緒にご飯食べたいって言ったから連れていくね』

ダヒョン「OK〜!!○○ってお店にいるから来てね!」

『わかった。』

ピッ!!

それから、私達は目的地に向けて歩いた。

でも……

『レオン、抱きつかないでくれる?歩きにくい』

後ろからレオンがずっと抱きしめてくる

目の前には、みんなが思いっきり手を振っている。

ナヨン「来たね!ご飯食べようか!」

『はい、レオンいい加減離れて……』

それから、1時間くらいみんなとご飯を食べた。

今は夜の九時……

ジョンヨン「そろそろ解散しましょうか。」

『ですね、明日は学校がありますし』

ダヒョン「どこの学校?」

『○○○高校だって言ってた』

ダヒョン「私とチェヨン、ツウィも通ってるよ!」

『そうなんだ』

こりゃうるさくなるぞ……

ユンギ「リン、迎えが来たから行くぞ」

『じゃあナヨンオンニ達またレオン明日来てね。バイバイ』

バタン!!

ナムジュン「そういえば、なんでレオンくんも来たの?」

『家に服を取りに行ってたらばったり会ったから一緒に来た……』

ナムジュン「そうなんだ」

『うん』

それから、家に帰り、お風呂に入った。

今日はジャンケンに勝った、ジンさんと一緒に眠みたい。

ジン「おやすみ、リン」

『おやすみなさい、ジンさん』

ジン「オッパ呼びして、敬語もなしでいいよ」

『わかった。』

それから、10分して、ジンオッパの寝息が聞こえたが私は寝れない。

明日は学校……

学校は嫌い、嫌な思い出しかないから、それが怖くて寝れない。

私はジンオッパを起こさないように、リビングに向かった。

今は11時……

ダヒョンオンニ起きてるかな……

プルル!プルル!

ダヒョン「どうしたの?何かあった?」

『ダヒョンオンニ……私新しい学校に行って大丈夫かな?』

ダヒョン「怖い??」

『うん、前の学校では、知らない人しかいなかったから大丈夫だったけど、○○○高校って、中学校の人たちがいっぱいいそうで怖いんだ……』

ダヒョン「大丈夫よ、だってリンちゃんは今BTSのメンバーだよ?何かあれば、BTSの人たちや私たちもいる。それにレオンくんもいるから大丈夫だよ」

『そうだね、ありがとうダヒョンオンニ』

ダヒョン「うん、おやすみいっぱい寝てね」

『うん、おやすみ……』

ピッ!!

なんで、学校を怖がるかって?

中学校の頃に酷いいじめにあったからかな、それだけでなく、私のことを守ってくれた親友がいじめっ子のターゲットになって転校したから、ちょっと嫌なんだ

『はぁ……』

ジミン「あれ?リンどうしたの?」

『あ、ジミンさんいえ、なんでもないですよ』

ジミン「寝れないの?」

『はい……』

ジミン「実は僕もなんだ」

『そうなんですか、』

ジミン「うん、リンはさ、BTSに入ってどう思う?」

『実際、入る前までは、BTSのことは知らなかったんですけど、皆さんの演技力やファンの子達がいっぱい居るのは驚きました。私も足を引っ張らないように頑張ろうと思います』

ジミン「そう言って貰えると嬉しいよ。」

ジミン「じゃあ、そろそろ眠るね。リンもゆっくり寝てね。」

『はい、おやすみなさい』

そう言って、ジミンさんは部屋に戻った。

私は眠くないから、机に埋もれながら、音楽を聴いた