僕等の、赤。

 「確かにアンチコメントは悲しいし傷つくけど、俺もやっぱり1人でも多くの人に俺たちの作品を見て欲しい。だって、凄く面白いもん。蒼ちゃんが書く話は。拓海の演技も凄く上手だし、俺が作った道具とかも見てもらえたら嬉しいし、がっくんも…頑張ってるし‼」

 マルオも賛成の意を表したが…引っかかる。非常に引っかかる。

 「がっくんも…頑張ってるもんな‼」「うん。頑張ってる頑張ってる」

 蒼ちゃんと拓海への褒め言葉はスラスラ出てきたのに、俺へ掛ける言葉が見つからず、無理矢理捻り出したマルオの言葉に、蒼ちゃんと拓海がケタケタ笑った。

 「暗に無能をディスってくるなし」

 マルオに肩パンを入れると、

 「で? がっくんは? どうしたい?」

 『暴力はやめなさい』と蒼ちゃんが俺の拳を握って下ろした。