キミと逢えた奇跡

「…げっ」

私は、思わず声を上げた。
なんと、学年で嫌いな人No.1~No.3が、全員同じクラスだったのだ。

そのことに、遥香も気がついたようで、
お互いにやばい顔をしていた。

そんなお互いの顔を見て、

「ぷっ」
2人で同時に笑った。

「まあ、葵がいれば、大丈夫だよね」
「まあ、遥香がいれば、大丈夫だよね」
また、ハモった。
思わず、顔を見合わせて笑ってしまった。