「……」
「葵?どうしたの?」
東山瑛理。
彼は、女の子っぽい名前だけど、男の子だ。
本人は、その名前でいつも女子に間違われるらしく、自分の名前がコンプレックスらしい…って、
そんなことはどうでもよくて。
彼…東山くんは、
私がこの学年で嫌いな人No.3にランクインしているくらい、
苦手だった。
「…遥香、東山くんと、吉川さんも、同じクラスだ…」
「…あっ、本当だ…」
遥香は私の気持ちを察したようで、少し暗い顔になったけれど、すぐに
「でも私もいるから大丈夫だよ!」
と言ってくれた。
「葵?どうしたの?」
東山瑛理。
彼は、女の子っぽい名前だけど、男の子だ。
本人は、その名前でいつも女子に間違われるらしく、自分の名前がコンプレックスらしい…って、
そんなことはどうでもよくて。
彼…東山くんは、
私がこの学年で嫌いな人No.3にランクインしているくらい、
苦手だった。
「…遥香、東山くんと、吉川さんも、同じクラスだ…」
「…あっ、本当だ…」
遥香は私の気持ちを察したようで、少し暗い顔になったけれど、すぐに
「でも私もいるから大丈夫だよ!」
と言ってくれた。
