「んんん・・・・」
起きると、少しガンガンする頭を支えながら起き上がる。
「あれ、ここどこだっけ」
自分の部屋でないことだけは確かだ。
辺りを見回すと、椅子と机と、ベッドとクローゼットしかない殺風景な部屋だった。
とりあえず外に出よう。
ガチャ
大きい部屋につながっていた。
「せんぱい!!あいたかったですう」
走ってきていきなり抱きついてきた。
彼女は宮木萌。俺の後輩で1年A組。
「他の人は?」
と聞くと
「えっとお、他にはあいないとおおもいますう」
萌がそう答えた瞬間、ガチャっと音がしてゾロゾロとはいっってきた。
「何だよここ」
男がキレ気味に言った。