「あれってね、なかなか嬉しいもの
なんだよって…」

車がいつも行くスーパーではない方向に向かって

着々と進む。

「え?え?!どこ行くの?!」

「いいからいいから。
そっか、生徒が教師の車乗るのって
嬉しいんだな」

「いいからって…
あ、うん!嬉しいんだよ!私は"大倉先生"
の車に乗ったから、だけどね」