楽しい事ってすぐ終わっちゃうんだなって

実感しちゃった。

着いた時にはお昼過ぎだったのに今は

あたりが真っ黒になっていたから。

「失礼します。本日、湯船が一つ
水漏れしてしまいまして…温泉にはお一人様
ずつ入っていただく事になりまして…」

旅館の女将さんが部屋を訪ねて来た。

あ、そうなんだ。

2人で入る事になってたんだけどなぁ…

私たちが黙っているから頭を下げる女将さん

「誠に申し訳ありません」