あれから、優菜から連絡が何度かあり 駅に集合となった。 今日は旅行当日。 「佳奈ぁ〜早く帰って来てね!」 「わかってるよ」 「じゃあ、行ってきます」 少し小さいボストンバッグを持ち家を 出る。 「佳奈」 「ん?んっ!?」 「行ってらっしゃいのチュー。 本当は駅まで送ってあげたいんだけど 授業と部活あるからさ…」 「もぉ!部活も授業も頑張ってね! 行ってきます」 「うん、行ってらっしゃい」