先生と準備室 後編

犬山さんがいた。

「凌久さん…」

「犬山さん!佳奈は?!
いるんだろ!」

「あ…え、ちょっと!」

犬山さんをふりきりドアを開けると

兄貴と涙の跡をつけた佳奈が居た。

「お前…なに彼女泣かせてんだ!」

「え…あ、駿さ…」

兄貴が俺の目を見て怒る。

兄貴は怒るとマジで怖い。

男の俺でもビビるくらい。

だけど今日は兄貴を無視して謝る。

「ごめん…佳奈…」