「これ、着て?」 「じゃあ佳奈ちゃん、試着室おいで。 凌久、貸して」 凌久からワンピースを引き取り、 凌久とそっくりな笑顔で微笑み 私の手を引く駿さん。 「駿さ、「おい兄貴!お前、 人の彼女に何触ってんだよ!」 「凌、久?」 見たこともない形相で私たちに近づき 私の手を駿さんから引き離す。 「はぁ?」 私は凌久に後ろから抱きしめられて 動けない状態。 「だから、何手ぇ出してんだつってんの」