「佳奈を可愛くする買い物。
ほら、イチャイチャさせて」

そう言い顔が近づいた。

「んっ!?」

そう思ったのも束の間。

私の唇は優しく凌久に奪われる。

「んっ…んぁ…り…く…」

「んっ…ハァ…佳奈…可愛いね」

「なっ!?…ちょ…やぁ…りく…」

唇から耳に移る凌久の唇。

「あっ…みみっ…やぁ…あ…ん…っ」

耳が弱いと高校の時、凌久に気付かされた

私からは想像出来ないような甘い声が

漏れる。