私は、ぼーっと休み時間に本を読んでいた。
(視線は刺さってこなくなったけど…)
隣の席に座る彼をチラリと見る。
(何か変に緊張しちゃうよ…)
実際、定期的に次をページを開くようにしてる本だって、内容は全く頭に入っていない。
(帰ってから読み直さないと…)
そう思いつつも、本を閉じ、廊下へ私は出た。