瑞希は、中学の時から俺とはずっと
サッカーの決勝の大会で会う
ライバル同士だった。



瑞希はサッカーはそれはもう
県大会でも注目されるレベルで
相当上手くて、


まさか同じ高校になるなんて
想像もしていなかった。



だからこそ、入学式に再会した俺達は
お互い高校初めての友達になった。



それから俺と瑞希は
最高の友達でありライバルだった。






それなのに。







瑞希はサッカーを辞めた。





それもいきなり。




秋の大会を境に
瑞希はパタンと部活に来なくなった。


俺と瑞希はスタメンで、
試合にも2人揃って出ていた。


アイツが悩めば俺が相談に乗って、
お互いに信頼関係があった、




はずだった。





でも、瑞希は俺に何も言わずに、
部活に来なくなって、放課後には、



少し柄の悪そうな友達や
派手な女と遊んでいたり、




変わってしまった。





そんな瑞希を俺は受け止めきれなくて、




俺は瑞希と話に行った。

でも、アイツは




「俺、もうサッカーとか飽きたんだよね」




瑞希は俺の顔を見ずに、そう言った。





その日から俺は
瑞希とは縁を切った。





のに。

どうしてアイツがゆずとーーーー。